クエン酸を簡単に摂取できる食材がある。
それは、酸味のある梅干しである。
梅干しを見ただけで、唾液が出るという人も多いのではないだろうか。
あの酸っぱさの元はクエン酸だと言われています。
食べ方は人それぞれ。
一番無難なのは、ご飯のおかずとして食べる方法です。
健康維持を目的とするならば、1日に2~3個程度の梅干しを食べる習慣をつけるとよいでしょう。
酸っぱいのが苦手な人もいるかもしれませんが、クエン酸なら気軽に摂取できると思えば、梅干し1個くらいは我慢できるかもしれません。
丸ごと食べるのはちょっと…という方は、小さく切ってドレッシングに入れたり、お茶に入れたりしてみてはいかがでしょうか。
また、梅干しによって食べやすさが異なりますので、お好みのものを選ぶことをおすすめします。
また、夏の怖い季節には食中毒も心配です。
梅干しには食中毒菌の増殖を抑制する効果があります。
そのため、お弁当を持参される方は、ご飯の真ん中に梅干しを置くだけで、クエン酸の摂取と食中毒予防をセットで行うことができます。
クエン酸を摂取したいけれど、梅干しの塩分が気になるという方も多いのではないでしょうか。
もちろん、高血圧の方は塩分を多く摂ることは厳禁です。
その場合は、塩分控えめで販売されている梅干しを取り入れるとよいでしょう。
梅干し以外にも、クエン酸を取り入れることができる塩分の高くない食品はいろいろありますので、試してみるのもよいでしょう。
クエン酸については、梅干しやレモンに含まれるものとして、一般によく知られています。
しかし、これらの食品は酸味が強いため、苦手な方も多いと思います。
そんな人は、クエン酸を含む他の食品をチェックするとよいでしょう。
酸味の少ない食品としては、りんごや桃が挙げられますが、メロンもこの部類に入ります。
一般的には、柑橘類にクエン酸が多く含まれていると考えてよいでしょう。
具体的には、オレンジ、イチゴ、パイナップル、グレープフルーツもそうです。
これらの野菜や果物は、ミキサーにかけてジュースにして飲めば、豊富なクエン酸を簡単に取り入れることができます。
毎日お酢でクエン酸を摂るのは難しいという方でも、フルーツジュースを利用すれば簡単に続けることができます。
クエン酸は一度に摂るより、数回に分けて摂る方が効果的と言われています。
サラダや魚を食べるときに、レモン汁をかけると、クエン酸を摂取することができます。
さらに、食後のデザートとして、メロンやイチゴをメニューに取り入れることを習慣にするとよいでしょう。
夏バテ防止だけでなく、美容効果もあるので、疲労が蓄積しているときや肌荒れが気になるときに取り入れるとよいでしょう。
サプリメントで補っている人も多く見かけますが、毎日栄養バランスに優れた食事を維持することで、クエン酸の摂取量を簡単に増やすことができるはずです。
クエン酸は食品と飲料の両方から摂ることができるので、クエン酸が備わっている食材を理解しさえすれば、想像以上に容易に摂取することが可能だと言えます。